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製造業の現場からAIコンサルへ大手自動車メーカー出身の山﨑がKieiを選んだ理由

【製造業の現場からAIコンサルへ】大手自動車メーカー出身の山﨑がKieiを選んだ理由

山﨑 弘基

山﨑 弘基

大手自動車メーカーの製造現場に期間従業員として入り、設備オペレーター、ラインリーダー、QCサークルリーダー、部署横断の改善担当を経験。AI SaaSの導入コンサルティングを経て、Kieiに入社。

我妻 伊杏

我妻 伊杏

大学卒業後、日本電子計算(NTTデータグループ)にてHR部門新卒採用担当として、エンジニア採用における採用戦略策定、業務改革等を主導。採用目標達成率85%から120%へと増加させたのち、株式会社Kieiに参画。採用戦略策定、採用媒体運用、組織構築等の人事業務全般を担当。

山﨑弘基(左)と我妻伊杏(右)
左から、山﨑 弘基/我妻 伊杏(人事部)

01設備オペレーターから始まったキャリア

我妻まず、製造業でどんな経験をしてきたのか教えてください。

山﨑大手自動車メーカーの製造現場で、期間従業員として入ったのが始まりです。最初は設備オペレーターとして、本当に現場の最前線から。ものづくりの楽しさと、設備に異常があったときに処置する大変さを、まず現場で学びました。

その後、社内の登用試験で正社員になり、すぐにラインリーダーになりました。日々の生産管理や不具合対応など、ライン全体の管理です。設備が止まったり不具合が出たりしたときは、保全の方と目の前でやり取りをして、設備についてプロの知見をいろいろ教えてもらいました。

QCサークルという品質改善の活動もあり、そのリーダーも複数年務めました。原因を突き詰めて課題を解決していく進め方は、ここで身につけたものです。

インタビューで話す山﨑弘基

02改善を考えるのが好きだった

我妻改善という言葉が出てきましたが、製造業は改善活動が盛んなんですか。

山﨑社内に、そのまま「改善提案」という制度がありました。簡単なものから少し難しいものまで、いろいろ出していました。もともと、何かを考えて少しでも良くしていくことが好きだったんです。

それを評価してもらい、部署を横断して生産効率を上げる改善を担当するようになりました。当時はコンサルという意識はまったくありませんでしたが、いまの仕事にかなり近いことを、その頃からやっていたのかなと思います。

03安定した場所を出るのは、不安だった

我妻ものづくりの現場からコンサル業界に移るのは、不安もあったのではないですか。

山﨑大手の製造業は安定していて、守られた環境です。そこを出る不安はもちろんありました。ただ、自分はガツガツやっていきたいタイプで、家族の応援もあって一歩踏み出せました。

異業種ではありますが、テーマの違いはあっても、課題を解決するステップの大元は似ていると思っていました。設備の対応でも、QCサークルの品質改善でも、現状をしっかり把握して、真因を探るために深掘りしていく。その進め方は製造業で学んできたので、自分の経験を発揮できるという確信を持って飛び込みました。

前職では、AI SaaSの導入を支援するコンサルティングに携わっていました。

対談する山﨑弘基と我妻

04Kieiを選んだ理由

我妻そこから、さらにKieiを選んだのはなぜですか。

山﨑声をかけてもらい、代表の佐久間とカジュアル面談をしたのがきっかけです。現場の最前線で培ってきた知見と、コンサル業界での経験。その両方を一番発揮できる会社だと感じました。

Kieiは普通のコンサルではなく、ものづくりの現場に入り込んでいきます。現場へのリスペクトを強く感じたことが、自分にとって大きな魅力でした。面談で佐久間が話していた「日本をKieiの国へ」「製造業に関わるすべての人を幸せにしたい」という思いにも共感しました。

05報告書に載らない話に、気づけるかどうか

我妻山﨑さんの経験は、Kieiの支援でどう生きていますか。

山﨑現場にいたからこそ分かるデータや、帳票に上がってこない暗黙知があると分かっていることです。Kieiのメンバーと話していても、自分が現場で普通だと思っていたことに「そんなことがあるんだ」と驚かれることがとても多いんです。

不具合や異常があったときの報告書にも載らない話があります。その裏側にどんな知見や暗黙知が入り込んでいるのか。情報が足りていないこと自体に気づけるかどうかは、現場の知識があるかどうかで変わります。

製造業は日本を支えてきた基幹産業だからこそ、しがらみの多い業界です。変えていくには経営層から考えることももちろん大事ですが、現場に浸透しなければ何も変わりません。現場で働く人が何を必要としていて、どういう考えで日々仕事をしているのか。そこを現場の視点から考えられるのは、製造業出身ならではの強みだと思います。

06設計と保全と現場のあいだで、情報が止まる

日本の製造業には世界一と言えるような知見が眠っているのに、組織の分断や暗黙知化で、その力が発揮できていない。

我妻現場を知っているからこそ、いま気づけていることはありますか。

山﨑最近Kieiのメンバーとよく話しているのが、設備や製品を設計する部署と、保全や生産の部署との関係です。理想は、すべての部署の知見が合わさってフィードバックがきれいに回り、設計側のコストの考え方と「現場ではこう流したい」を持ち寄って、落としどころを議論できていることです。でも現実はそうなっておらず、各部署が自分たちの達成目標に向かっているのが実情です。

たとえば、設備を設計してラインを立ち上げても、実際に動かすと不具合や異常が多いことがあります。上流ではコストの関係で「これくらいの量を流さなければいけない」という決まりがあり、その中で設備を設計していきます。目標に合わせた結果、部品の一つひとつに大きな負荷がかかったまま動いている。当然劣化が早くなり、異常が増え、想定どおりの生産ができずに休日出勤をしている。そういう現実があります。

普段その機械を目の前で触っている保全や現場の人は、仕組みをしっかり分かっています。シリンダー一つとっても「この向きで付けていたら」「この運用をしていたら、すぐ壊れるよね」という当たり前のことが分かる。でもその話は、不具合が起きたときの保全と現場の会話で終わってしまい、表に出てきません。データとして残らないので、設計側にフィードバックが回らない。それが繰り返されているのだと思います。

すべての不具合にきちんと「なぜなぜ分析」をして、真因は設計段階の深いところにある、と書かれた報告書は、おそらくあまりありません。日本の製造業には世界一と言えるような知見が眠っているのに、組織の分断や暗黙知化で、その力が発揮できていない。そこが課題だと感じています。

持論を話す山﨑弘基

07日本の製造業は、遅れているのではない

現場が優秀すぎたからこそ、デジタルで管理やチェックをする仕組みがなくても、ものづくりが成立してきた。

我妻そうした課題は、Kieiの支援で解決できそうですか。

山﨑大前提として、私の持論をお話しさせてください。日本の製造業が世界のDXに遅れている、とは私はあまり考えていません。よく言われるのは、ITリテラシーが足りない、レガシー産業だから変わらない、という話です。確かに要因の一つではありますが、日本の製造業で実際に起きていたことを説明しきれてはいないと思います。

日本の製造業は、現場で作業する人のモラルや品質意識が、世界で見ても群を抜いて高いんです。だから紙やExcel、口頭の申し送りでも、熟練者の判断で成り立ってきました。現場が優秀すぎたからこそ、デジタルで管理やチェックをする仕組みがなくても、ものづくりが成立してきた。それがこれまでの日本の製造業です。

海外は多言語・多文化で、日本より人の入れ替わりもずっと多い。個人に依存しない仕組みと、標準化されたデジタルのオペレーションで守らなければ、ものづくりが成り立ちません。だから日本より先にDXが進んだのだと、私は考えています。

これは日本の弱さではなく、日本の製造業を支えてきた強さの一つです。一人ひとりの知識が強かったからこそ、暗黙知や紙の中に残っているものは、世界でも群を抜いてレベルが高い。それを構造化できれば、AX・DXで他の追随を許さないものが作れます。意識の高いKieiのメンバーとなら、それができると思っています。

08一社の中からは、見えなかったもの

我妻製造業出身の山﨑さんが感じる、Kieiで働く魅力を教えてください。

山﨑一つの会社の中で改善をしていると、どうしても知らない部分があります。いろいろな企業の課題を横断して紐解いていくと、同じ課題を抱えていることが多角的に見えてきます。そこに自分の知見を生かして、基幹産業である製造業そのものを根本から変えていく力を発揮できる。これが一つです。

もう一つはメンバーです。全員フォワードなんじゃないかというくらい、「自分がなんとかしてやる」という気持ちの強い、前向きな人がそろっています。その中で仕事をしていると毎日刺激を受けますし、ここでなら「日本をKieiの国へ」を本当にやっていけると日々感じています。

向かい合って話す山﨑弘基と我妻

09現場で働いている方へ

我妻最後に、いま現場で働いている方へ一言お願いします。

山﨑私は、自分からいろいろなことを積極的に拾いにいくタイプだったからこそ、少し変わったキャリアを歩めています。現場で働く中で、もっと裁量を広く持って自分で動きたい、現場の知見を生かしてもっと大きなテーマに向き合いたい。そう思っている方には、本当にベストな環境だと思います。

日本の現場にある素晴らしい知見を持って、羽ばたいていきたい方。ぜひ一歩踏み出して、私たちと一緒に製造業を変えていきましょう。お待ちしています。

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