物流業界
見積関連業務の自動化システム
目的
見積依頼のプロセスを自動化し、対応スピードを向上させると同時に、運賃・関税・物流条件などを考慮した最適な見積作成を支援する。これにより担当者の負荷を軽減し、業務の標準化を推進する。
想定ユースケース
①貿易・物流業務: AIが問い合わせ内容を解析し、最適な見積を自動生成
②船舶・航空貨物などの運賃見積: 地域や積載物に応じて最適な価格を提案
現状の課題
1.見積依頼の不備確認に時間がかかる
・契約条件や貨物情報の記載漏れが多く、見積作成前の確認に工数がかさむ
・通関ルールや特殊貨物の規制が統一されておらず、属人的な判断に依存している
2.見積作成に時間がかかり、リードタイムが長い
・同一条件でも見積にばらつきが出るため、確認作業が増加
・都度手動で価格計算を行うため、作業に時間を要している
プロジェクト方針例
第一段階
1. 過去の見積データ・契約条件・貨物情報の収集と整理
・過去の見積履歴・運賃データ・通関情報を集約し、統一フォーマットで整理
・手書きの見積書やメールをOCRでデジタル化し、AIが学習できる構造化データを整備
2. データのベクトル化と検索システムの構築
・地域・積載物・契約条件・貨物特性などの見積条件をベクトル化し、類似条件の過去データをすばやく検索できる仕組みを構築
第二段階
1. AIが過去データから最適な見積ルールを抽出
・「特定エリアではA社よりB社が安い」「チャーター便より混載便のほうがコストメリットが高い」「ある荷姿ならトラック1台に収まり配送回数を削減できる」などのルールを自動的に導き出し、判別・適用
第三段階
1. 見積依頼のチェック・修正を自動化
AIが見積依頼を解析し、不足情報(貨物情報・配送条件・契約内容)を自動的に指摘し、担当者が確認・修正できる仕組みを構築
2. リアルタイムでの見積作成と最適化
・発注情報を入力すると、AIが過去データとルールに基づいて最適な価格や条件を即時算出
・複数の輸送手段や契約条件を同時にシミュレーションし、複数の見積パターンを提示できる状態を目指す
